さて唐突ですが、、、。

フレーム以外で、自転車において最も大事な部品といえば何？　　

となると,間違いなく”ホイール”となります。

乗り心地、転がり具合。結局動くのはフレームではなく”ホイール”。

自転車の表情に大きく影響する、その部位に変化を加えることは、まるで乗り物が変わったような印象すら受け、それはもう非常に面白いカスタムであります。

さてさて、そんなホイールですが、昨今”完組みホイール”というものが主流であります。

天下のSHIMANOはもちろん各メーカーこぞって素晴らしいラインナップを用意されており、効率よくお金を使って良いものをゲットとなると、まさしく”完組みホイール”の選択は間違いないでしょう。

ただ、一つ残念なところは、ブラックや派手目のものばかり、、、、。中々シンプルなものが見当たらない、、。

自転車の世界は奥深いもの。

いくら内容が良くてもブラックのゴチャゴチャしたグラフィックはどうにもこうにもカナワン！理屈ジャナイノヨアナタ！というニーズも勿論あるわけでして。

要は、クラシカルなクロモリフレームに似合う

所謂”シルバーカラーのシンプルなホイール”はナイノカ–？！！

という話です。

答え。ナシ。

あるにはあるが、どうもピンと来ないものばかり。

そうなれば作るしかない!という事でこの度作成ー。

どうせ作るなら、拘っていきましょう！という事で。

スポークはモーレツに引っ張り強度の高いサピムラインナップ中、最高の耐久性を誇るセミエアロ形状のスポーク、CX-RAYを採用。

ウーーン。オソロシクカッコイイ！うっとり～～。

非常に軽量。しかも＃14とあってネジ部、かかり部は太くガッチリ組めます。

最近、もう一つ上の、CX-RAY SUPERというのもラインナップされましたが＃15と細めなのと流石にコストハイので、CX-RAYを採用。というかCX-RAYがいい。

まずはスポークのネジ部にスポークレップル（ネジ緩み防止剤を塗ります）＊青くみえるのがソレ。

ネジにテンションがかかり緩みにくく、フレ防止へ一役買ってくれます。

ハブ。今回はイクワヨーー!という事で、

伝家の宝刀と言わんばかりのCHRISKINGを採用。

これまた僕がわざわざ言わなくても、当たり前のように素晴らしい。

そしてリム。

KINLIN　XR-19W　　コレが良い。

カタログ重量400ｇでアイレット付きの非常に軽量かつキレイなシルバーアルマイトリム。

比較的安価ですが驚く無かれ。非常に丁寧に作ってあります。

で、出来たのがコチラ！

フロントはねじれが起き難いのでラジアルでOK。

スポーク長を最小限に抑え、重量軽減する役目もあり。ラジアルは均一に張力がかかりやすいのでオススメですよ。

CX-RAYの扁平スポークがカッコイイ。

リアは少し色っぽく。負荷のかかる右側は3クロス。左側はラジアルの変則組みを採用。

そんなこんなで非常に美しいシンプルなホイールが出来上がりましたー。

で、きになる重量はと言いますとー。

フロント、どーーん！

リア、どーーん！

前後あわせて1456ｇ！（リムテープ、クイックなし）と。ちゃんと公約どおり軽量に★

今回はあくまでもシルバーでというオーダーでしたが、BLやHAｶﾗｰ、カーボンリムなども含めていけば、更に夢が広がりますねー。

完組みホイールにピンと来ない方は是非、オリジナルホイールにトライしてみてはいかがでしょうかー？

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