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自転車のジオメトリー 

店舗:丸太町店(スポーツ車メイン)
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今日は生憎の曇り空ですね~

さて、連載中であります、

「自転車のジオメトリー連載」。以前の連載はコチラから⇒ヘッド角編シート角編フォークオフセット&トレイル長

今回は、トップチューブ長についてお話させて頂きます。

トップチューブ長は、シートチューブ中心軸からヘッドチューブ中心軸までの距離を指し、

乗車時のポジショニング、そして自転車を購入する時(特にロードバイク)のサイズ選びに大きく関わる重要な数値となります。

ちなみに今回トップチューブ長を説明する上で、「ホリゾンタル換算トップチューブ長」という換算の仕方でご説明していきます。

というのは、ロードバイクには大きく2種類のフレーム形状があり、

トップチューブが地面に対してほぼ平行な”ホリゾンタルフレーム

トップチューブが後方に行くほど斜めに下がっていく”スローピングフレーム

に分かれます。

形状が違うフレーム同士は、比べようがないため、自転車のサイズ選びにはホリゾンタル換算でのサイズ選びが常識となっています。

各メーカーのジオメトリー表の多くは、ホリゾンタル換算のトップチューブ長が載っているのが殆どです。

ではまず、

①トップチューブ長が、大きい場合

トップチューブ長が、大きい(長い)場合、サドル位置とハンドル位置が遠くなります。

つまり、ハンドルを握るために、腕を前に大きく伸ばさなければなりません。

これは、結構しんどい前傾姿勢なんですが、

上半身の腹筋、背筋等のインナーマッスルを効率的に使い、

脚の筋肉を含め、全身の筋肉を使って自転車を漕ぐことになります。

前傾姿勢により空気の抵抗も少なくなりますので、スピードが出しやすい姿勢を作ることができます。

②トップチューブ長が、小さい場合

トップチューブ長が、小さい(短い)場合、サドル位置とハンドル位置が近くなります。

ハンドルを身体の手前にもってくることができ、呼吸がしやすく楽な姿勢が乗車することが可能になります。

その反面、大きい場合と比べると、全身の筋肉を効率的には動かせなくなるのと、姿勢が起き上がるため、空気の抵抗も受けやすくなり、スピードを出しにくい姿勢になってしまいます。

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コチラは、丸太町店お馴染みpanasonic order systemのツーリング車「OJC1

「OJC1」を含むツーリング車は、トップチューブを長くとりホイールベースを広げ安定性を保ち、またヘッド角がロードバイクより寝ていることにより、ハンドルが手前に戻って来てサドル位置とハンドル位置が近くなるという設計がなされています。

これは、長時間長距離走行を考慮した設計です。

トップチューブ長の大小関係の効果性は前述の説明が前提になるのですが、ツーリング車等はトップチューブ長を長くとるケースがあります。

前述の内容とは違った意味合いとなりますので、トップチューブ長単体で自転車のジオメトリーをお話しするのは、やはり難しい。

トップチューブ長も、フレーム各所の長さ、角度の兼ね合いから適正な寸法が決まってくると言えるでしょう。

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いかがでしたでしょうか。

さて、次回はいよいよ最終回!

「チェーンステー&BB下がり」についてご説明していきます。

最終回もお楽しみに!

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