創業1948年と古く、現在もイタリアのトリノを拠点とする伝統あるブランド。

普遍的で飽きの来ないクラシカル且つシンプルなデザイン。

トラブル/故障のおき難い安定した品質を持つパーツにて構成。

これぞ”堅実剛健”というイメージの強いブランドも少なかろう、

ＧＩＯＳ/ジオス

ＧＩＯＳといえばブルーの色が印象的ですが、今ではイタリア国内にジオスブルーというカラーが存在するほど、その名は知られています。

創 業者トルミーノ・ジオス自身が、熱心なサイクリストであり、17歳の時にはベルリン五輪イタリア代表（ジオスのヘッドマークに五輪が付けられているのはこ のことに由来します）となりました。また20歳の時には、イタリアで最も重要なアマチュアレースの1つコッパ・ディ・レを制したほど。

そんな超有名老舗ブランドである

ＧＩＯＳ/ジオス

の当店得意分野、ツーリングシクロクロス の超ロングセラーモデルといえば、コレ！

ＧＩＯＳ/ジオス　ＰＵＲＥＤＲＯＰ/ピュアドロップ

定価￥110.000-（税別）⇒当店価格：￥99.000-（税別）

■適応身長：
460mm/155cm～170cm
490mm/168cm～178cm
520mm/175cm～185cm

700X35Cと通勤･通学～ツーリングまで使いやすい（転がりも軽く丈夫。段差などによるパンクのリスクも少ない）タイヤサイズを装備し、

ロードに比べアップライドなポジションがと、ドロップハンドル初心者も安心。

またそのゆとりある乗車姿勢は、視界を広く確保し安全性や景色を楽しむのにも有利。

本車体には分かりやすくツーリングシクロクロスの利点が落とし込まれております。

そして、何よりもこのシンプルなフォルムと伝統的なロゴデザインによる、その流行り廃りのない普遍的な出で立ちが何よりも好印象。

またその見た目の大半にあたるフレームのデザインに加え、パーツの構成も非常にコストパフォーマンスが高いのもオススメポイントの大きい理由。

ＰＵＲＥＤＲＯＰはシクロクロスというカテゴリーの中でも、ツーリングよりの設計。

当店でのもう1つの定番シクロクロス、KONA ROVE AL（詳しくはコチラ）と同じように、重い荷物を運ぶのに適したいかにも頑丈そうな太めのフロントフォークが採用。

ちゃんとフォーク中央部にキャリア取り付け用のダボ穴が用意されております。

ＧＩＯＳといえば上位グレードを除けば、今回のPUREDROPのように非常にシンプルなフォルムにも繋がる丸パイプでのフレームが多いのですが、

こちらのPUREDROPはそのタフな用途性を考慮し、上画像にもあるようにヘッドチューブとダウンチューブの繋ぎ目など負担のかかるところに補強プレートを追加してフレームの強度を確保。

前述にあるフロントフォーク部に重たい荷物を積んだり、また高速域や悪路走行でも、このプレートのおかげでフレームの撓みを抑え、ハンドリングが安定し車体バランスを保ちやすくなります。

そして非常に大切な部分、動力の発端＝人＝エンジンを受け止めるクランク部には、高い品質をもつSUGINO製。

負担の出やすいこの辺りに良いパーツがチョイスされているのは我々メカニックの目線からするととても好印象。

フロントギア 48/38/28Tとトリプルの設定で、非常にワイドなギア比で初心者～玄人の方でもツーリングには助かる設定にしてくれております。

そしてもう1つ大事なのがコチラ、ハブ（車輪の軸）。

ここも動力の発端になる部分で負担が出やすいのですが、ここにも安心のSHIMANO製を用意。

こういった見た目に関わらない隠れた部分にもコストがかかっているのが、GIOSが人気の高い大きな理由のひとつでしょう。

そしてブレーキには、

TEKTRO　ORYXカンチブレーキが採用。

実は驚くなかれ、このブレーキ。安価なモデルながらもブレーキシューもカートリッジ化されており下手なディスクブレーキよりも充分に効きが良い。

またリムとのシューとのクリアランスは広いカンチブレーキで輪行の時はノンストレスで車輪の脱着が可能です。

軽さや強度、ﾊﾟﾜｰ伝達性などフレーム本体に最先端のテクノロジーが搭載されているわけでは決してありませんが、

逆に、他社同価格帯に比べその分パーツに随分とコストがかかっており、初心者の方やタフにお使いになられる方にはこういう”安定したロングセラーの自転車”はトラブル/故障などにも対応がしやすくむしろオススメであったりします。

ある種その”変わらない=安定の美学” が

ＧＩＯＳ/ジオス

にはあるように思えます。

そんなGIOSのシクロクロスモデル、ＰＵＲＥＤＲＯＰ/ピュアドロップ

決して失敗のない自転車の代表格でしょう。